52歳で建設業に勤務する中年サラリーマンです。
若い人が職業選択という人生設計を考える上で参考になるアドバイスをさせて下さい。
目次
1.今時の若者は、社会貢献を考えている人が多いらしい
2.伸びている産業を狙え 経済学を学び、テクノロジーのスキルを磨け
3.かくいう自分は負け組の中年サラリーマン
私は、負け組のサラリーマンで、年収は減っていて、夢どころか老後の生活も心配です。
今さら、若い頃にサボっていたことや、思慮が浅かったことを後悔しても始まりませんが、自分の子供や人生に悩む若者に同じ轍を踏んで欲しくないと思っています。
負け組のアドバイスを聞いていても上手く行かないという声も聞こえてきそうですが、52年の人生を生きてきた老害の意見も参考になればと思ってここに書かせてください。
1.今時の若者は、社会貢献を考えている人が多いらしい
今の若者は成功したいという気持よりも、社会貢献したいという人が増えていると聞きました。
（ジャパンハートの創設者である吉岡秀人さんが仰っていました）
その話を聞いて、心の豊かさを求めている人が増えているんだなと感じました。
ここで注意書きですが、能力があって社会貢献できる分野がある人は、そのまま自分の道を進んで下さい。
自分が夢中になれるモノがある人は深掘りして下さい。
夢中になれるモノがなくて、将来どこへ向かえばいいのか分からない人に対して、選択肢のひとつとして私が考えていることを述べていきます。
2.伸びている産業を狙え 経済学を学び、プログラミングのスキルを磨け
私が今、学生だったら、経済学の勉強をします。そして外へ出るアルバイトは減らしてプログラミングなどを学んでWeb関係の仕事でこづかい稼ぎを考えます。
世の中全体を俯瞰してみる目を養うことと、同じ労働力で高い収入を得る業界で働くということです。
これ、完全に他の人の受け売りですが、今52歳の自分はそういう方向を目指していて、平日の朝晩や週末にブログ記事を書いてプログラミングの学習をはじめました。
経済学を学びたいと思ったきっかけは、村上憲郎著「村上式シンプル仕事術」という本でした。
この本を読んで、世の中の仕組みを知るには経済学の基礎を理解していた方が便利だと思ったからです。
著者の村上氏が勧める経済学の参考書は「マンキュー経済学」という本です。冒頭から興味深い内容で、世の中を見る視点が増える感覚になります。
テクノロジーのスキルについては、YouTubeでマコなり社長とマナブさんの動画を観て興味が湧きました。
この10年以上の間、「ずっと不景気で沈んでいた平成という時代だったから、ボクの給料が減っても仕方がないよね」と思っていましたが、伸びている産業があるようでした。それがテクノロジーの業界でした。
（気付かずにいたの？ アホ？ と突っ込まれそうですが…）
今、時価総額が高い会社は、Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft（いわゆるGAFAM）という会社です。
その５社の時価総額は東証１部上場企業（2169社）を超えたそうです。
この５社、全てIT企業です。しかもこの５社が莫大な金額を投資している先は自動運転、VR、ロボットといったIT関係です。
そんなIT関係、更に伸びるハズではないですか。
指をくわえて見ているだけでは生き残れません。
だからIT業界のスキルを学習したほうがいいよ。
「でも、もう遅いんじゃないの？」と正直、私も思いました。
そうではないみたいです。時代が変化する時、新しいモノが生まれるとき、それは既得権益のない平凡な人が成り上がるチャンスだそうです。
また、テクノロジーの世界では常に新しいモノが生まれている状況です。その波に乗っかって新しいモノを周りより早く掴んでいれば、先行し続けることができるそうです（私の年齢から考えると、年を取ってついて行けなくなったら終わりかな？）
3.かくいう自分は負け組の中年サラリーマン
そんなことを考えている私は、建設業に勤めるサラリーマンです。
今の建設業は衰退に向かっています。若者が向かう産業ではなくなっています。
かつては景気対策といえば建設投資が主な資金投入先でしたが、事業仕分け以降、減少しています。
私が会社へ入った頃にいた上司には、高度経済成長期の住宅新築ブームでお金儲けをした方がみえました。その方が、転職の度に収入が増えた話をしていました。
振り返ってみると、その頃の日本では全ての産業で売上と利益が増えていた時代でした。
今のように景気拡大が実感できない時代には、既得権益がなく、将来に向かって伸びる可能性の高い業界を目指した方がいいと思います。
何をしたいのか迷っているなら世の中全体を俯瞰する経済学と時間単価の高いプログラミングのスキルを身につけることから始めた方がいいです。その方が、ストレスの少ない人生に近づけると思います。
（それでも、自分が夢中になって時間を忘れて取り組めるモノがある人は、その対象に取り組んだ方がいいです。）
