1.この本の内容
2.どんな人に向いているのか?
3.本の目次
4.僕の心に刺さった内容
5.最後に
1.この本の内容
僕はずっとお金持ちになりたいと思っていました。
そのために沢山本を読もうと思って頑張ってきたつもりです。
でもそんな努力をいくらしても経済的自由人にはなれないみたいです。
その理由をこの本で少し学んだ気がします。
この本では著者の岡崎かつひろさんが『お金』と『時間』から自由になるために取り組んできた経験で得た知識を語っています。
『金持ち父さん貧乏父さん』を読んだ著者が、そうなるために取り組むべき行動の順番を、分かりやすく説明してくれています。
この本の中で、「いいかい、お金よりも時間が大事だ。そして時間よりも経験を大事にするんだよ。経済的自由人になるための経験をね。」と書いてあります。これは僕にはなかった考え方でした。
そもそも貧乏人(もしかして僕だけか?)は高給取りになろうとします。頭がよくて時給の高い仕事でハードワークをすればお金持ちになれると思っています。でも、違うようです。
他にも著者は、手に入れるべき資産の順序は、
1.人的資産 その人の経験やスキル、人としての魅力
2.社会的資産 肩書きや人脈など
3.金融資産 お金を生み出す資産
と説かれています。言われてみれば成る程と思う内容です。
この本の説明に沿った行動をしていけば、遠回りが少なく『お金』にも『時間』にも余裕のある人に近づきそうな気がします。
この本を読んで、今まで勉強しているつもりになって何の行動もせずにいた自分を恥じました。
これからは岡崎さんの勧める行動をしていこうと気持を新たにしました。
2.どんな人に向いているのか?
何よりも自由な時間が欲しい人。
色々な経験をして学びたい人。
お金と時間を自分のために使いたい人。
お金持ちになりたくて頑張ったけど、ダメだった人。
お金にも時間にも余裕のない人生を送っている人。
そして、それが当たり前だと思っている人。
以前、「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んで金持ちになろうと思ったけど、そうなっていない人。
お金はあればあるだけ欲しいという人。
そんな人に、方向性が間違っていたと気づかせてくれる内容だと思います。
3.本の目次
Prologue お金も時間も手に入れている人が、給料をもらわない理由
Chapter 1 9割の人が間違えている「働き方」と「お金」について
Chapter 2 「お金」と「時間」と「場所」に縛られずに生きるということ
Chapter 3 いつまでたってもお金持ちになれない理由
Chapter 4 世の中の儲けの仕組みがわかれば、働き方の答えが見えてくる
Chapter 5 お金と時間から自由になる生き方、その具体的方法
あとがき
4.僕の心に刺さった内容
p005 経済的自由を手に入れている人は「給料をもらう」という概念で仕事をしていません。
では、どんな概念によって仕事をしているのでしょう?
それは不労所得と言われる「仕組みから得られる収入」を中心とした仕事の仕方です。
p038 ほとんどの人は、能力をつけていけば収入が増え、幸せなライフスタイルを手に入れることができると思っていますが、じつは能力と収入は比例しないのです。
では、なんの違いが収入の差を生むのか。
それは「働き方の違い」です。
p039 働き方次第で、どんな人生になっていくかが決まります。
だから、あなたがしなければいけないことは、「ただ真面目に働く」ということからの卒業です。
p047 もしあなたが経済的に自由になりたいなら、お金を使うときまず考えなければならないのは「効果性」です。
効果性とは、自分にとって価値があるのか? まわりの人が喜んでくれるのか? 自分の成長につながっているのか? を考えてお金を使うということです。
p052 長く働いている=優秀という時代はもう終わっています。長く働いても、優秀にならなければ収入は上がりません。
労働者として働く以上、新しいテクノロジーを使いこなす必要があり続けます。ライバルは若手という時代が到来するのです。
そして、給料は生産性が高い人ほど上がるわけですから、長く働いても、仕事ができなければ収入が上がることはなくなっていくのです。
p073 経済的自由人と不自由人では、発送が真逆
(中略)経済的に不自由な人のほとんどは「安定」を求めます。たとえば福利厚生のよさ、一生働ける仕事かどうか、いかに老後に困らないか、などが大事です。(中略)経済的に不自由な人は、合う合わない、できるできない、で物事を選択します。たとえば就職先を選ぶときも、自分にできそうな仕事か、その仕事が自分に合うかが判断基準です。いままでやってきた経験が活かせること、自分が好きそうなことをやろうとします。(中略)経済的に不自由な人は「リクス」という言葉を嫌います。リスクは取りたくない。一切損したくないと思っています。リスクがあるというだけで、考えることを放棄してしまう人も多いです。そして、やらないでいい理由を探します。(中略)経済的に不自由な人は、働いたらすぐにお金や見返りを求めます。「労働の対価」というように、対価としてお金を得ることを大事にしています。
p083 「移動時間なんて無駄だよ。(中略)スマホで時間つぶしなんてもってのほかだよ。英語で時間つぶしをなんて言うか知ってるかい? 『KILL The Time』というんだ。時間殺しだよ。人生は時間でできているんだ。その時間を殺していくということは、自分の人生を殺しているのと一緒なんだよ」
p084 もし経済的自由人になりたいなら、お金よりも時間を大事にしていく必要がある。なぜなら仕組みを手に入れるには時間がかかるから。
お金はなくてもいくらでもやりようがあるけど、時間がなければ何もすることはできないよ。経済的自由人は、時間が手に入るかどうかを尺度にものごとを考えているんだ。
p093 手に入れるべき資産の順番
人的資産:その人の経験やスキル、人としての魅力 メンターとの出会い、など
社会的資産:肩書きや人脈など 「経営者」の肩書き、芸能関係者の友人が100人以上いる、など
金融資産:お金を生み出す資産 株や不動産、ビジネスなどが含まれる
p099 経済的に不自由な人ほど無駄遣いが多く、必要なことにかけるお金を惜しんでいます。
まずは、無駄遣いを徹底的にやめるところから初めてみましょう。
p103 たとえばほとんどの人は、家は資産だと思っています。
しかし結論、基本的に持ち家は負債です。
金融資産に関していえば、お金が入ってくるものが資産であり、お金が出ていくものは負債です。
p126 私もそうでしたが、多くの人はフロー収入しか得ていません。フローの収入はその場限りです。時間をお金に変えて働いていますから、いつまでたっても時間的な自由は手に入りません。
逆に、多くの経済的自由人はストック収入を得るために働いています。
問題は、ストック収入はすぐには入らないということです。忍耐も我慢も必要です。しかしストック型の収入を得てからは、継続的に利益を得ることができるので、将来にわたって豊かでいることができるのです。
p152 「経済的自由とは、ストック収入が日々の生活費よりも多くなり、労働収入に頼らなくても生活できる状態を手に入れていること」です。
p153 ファイナンシャルリテラシーの要素は、たった3つしかないのです。
(1)支出を減らす (2)収入を増やす (3)資産を構築する
p157 「失敗談からも学ぶべきだ」という話もありますが、残念ながら失敗談をどんなに聞いても、成功することはできません。むしろ成功している人の意見だけを聞くべきです。
なぜなら、成功するためには多くの失敗を積み重ねているので、そのアドバイスの背景には失敗の体験まで含まれているからです。
p179 「できるならやる」「わかるならやる」と思っている人も多いですが、順番が逆です。
やるからわかるし、やるからできるようになります。
学んだことは即実践です。うやむやと考えている時間があったら、できることからやってみましょう。
p183 残念ながら、居心地のよさからは、現状維持しか生まれないです。
たとえばあなたが大手企業の社長と一緒にいたらどうでしょうか? きっと汗をダラダラかき、心臓が高鳴り、緊張感でいっぱいになるのではないでしょうか?
成長させてくれる環境とは、「居心地が悪く、環境のいいところ」と覚えてください。
p186 どのクワドラントを目指してもいいですが、あなたが行動する上で絶対にしたほうがいいことをひとつお話しします。
それは、あなた自身がメディアとなっていくということです。
メディアになるとは、情報発信力を持つということです。情報化が進む現代において、情報発信力を持つことは、どのクワドラントであっても価値があることになります。
5.最後に
本書の中で、マツダミヒロさんと奥さんの話が紹介されています。
マツダミヒロさんのポッドキャストを聴いていて、あんな生活をして暮らしたいと憧れていました。
少しは近づけるのではないかと、希望を持って進みたいと思っています。