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時間術

時間がないを捨てなさい 有川真由美著

投稿日:2020年7月3日 更新日:

有川真由美著
「時間がない」を捨てなさい―死ぬときに後悔しない8つの習慣

目次
1.この本の内容
2.どんな人に向いているのか?
3.僕の心に刺さった内容
4.最後に

1.この本の内容

人生の大切な時間をどう使うのか? 
その提案をいくつか紹介しています。
内容は具体的なノウハウではなくて、どう生きるのかという心構えです。

2.どんな人に向いているのか?

自分の時間が無いと思っている人、
やりたいことが出来ていないと思っている人、
豊かな人生を送りたいと思っている人。

そんな人達に、自分らしい人生=時間を過ごすための考え方が見つけられます。

3.僕の心に刺さった内容

P25 まず、最初にお伝えしたいのは、”時間の質”は”感情の質”と同じだと言うことです。「いい人生にしたい」「良い一日を過ごしたい」と思うなら、「いい感情で過ごすこと」を軸に、さまざまなことを選択する必要があるのです。つまり、「どんな気持で過ごしているか」とか「どんな感情で過ごしているか」という心の質が、時間の質になり、人生の質になっていくのです。

P28 時間の質は、「受け身」ではなく、「積極的」に過ごすほうが高まるのです。なぜなら、そのほうが圧倒的に気分がいいですから。

P30 少しずつでも、いい気分で過ごすための行動を選択していきましょう。

P34 これ以上、マイナスの感情に振りまわされて、時間を無駄にするのはやめにしましょう。自分の感情は、自分の責任。自分でなんとかするという意志が必要です。

P44 ウルグアイの前大統領、ホセ・ムヒカ氏のこんな名言があります。「人はモノを買うとき、お金で買っていないのです。そのお金を貯めるための人生の割いた時間で買っているのです」

P50 もし、いま「やっていること」が、「やりたいこと」でなかったら、時間を「奪われている」という感覚が続くでしょう。やりたいことに変えるか、やっていることを好きになるための工夫をするべきです。

P63 私たちは、そもそも、何のために人生の時間を使っているのでしょう? 目的は人それぞれでしょうが、最終的には、「自分自身を幸せにするため」「誰かを幸せにするため」ではないでしょうか? その目的からズレた時間の使い方をしていませんか?

P71 「結局、会社にこき使われただけで終わった」「リストラされて、どう生きていったらいいのか…」というような、ぼんやりとした時間の使い方は、けっしてしないでください。生きていくために、自分側に引き寄せた時間の使い方にするのです。 また、家族の役割も変わってきました。(中略)しかし、現代の夫婦は、”まず”愛情がなければ、継続困難になってしまいます。

P72 会社の役割、家族の役割が変わってきたために、大切な時間も変わってきたのです。

P114 ガンジーのこんな言葉があります。「明日、死ぬかのように生きろ、永遠に生きるかのように学べ」

P149 「60歳で月に10万円」というと、難しいと思うかもしれません。でも、経験上感じるのは、5年何かの仕事を積み重ねると、その道のプロフェッショナルになり、10年も続けると、すでにベテランになるということ。(中略)一日5000円、20日働いて月10万円というプランは、すぐには難しくても、時間をかければ、誰にでもできることです。

P156 「時間はかかる」と認めるべきなのです。(中略)目的を達成するには、それなりの時間が必要なのですから、どんなに忙しくても、少しずつでも、自分の欲しいものへの時間を割くべきでしょう。

P156 また、「短期間で一気にやってしまおう!」という人の特徴として、「見通しが甘い」ということがあります。3日かかる仕事を2日でやろうとする人は、物事がスムーズに運ぶことしか考えていません。「うまくいかないこともある」と想定していないのです。

P159 「だって、ちゃんとやってるって、お天道さんに対して思いたいじゃない? どんなにキツくても。苦しくても、なんとかやってきたって思えたら、すごくうれしいでしょ? さかのぼるとね、中学時代に3年間、新聞配達をやりきったときに、そう思ったんだよ」

P160 反対に、いつも手を抜いていたり逃げまわっていたりすると、失敗体験を重ねているようなもの。どれだけ「自分はできる」と思い込もうとしても、心の奥底で、「いやいや、ムリでしょ。これまでもやってこなかったんだから」と信じられないために力が湧いてきません。

P162 時間を積み重ねて手に入れたものほど尊いものはありません。仕事、生活、人間関係、夫婦愛、親子の絆、友情……あれこれあっても続けていれば、いつのまにか、それに対する「信頼」が積み重なっていきます。

P168 ほんとうの贅沢は、一日一日を心地よく、丁寧に過ごすこと。じつは、毎日の食事も、毎日の家族との会話も、毎日の家事や育児も、その時間は特別なものです。必ず、その時間には限りがあります。

P169 感動しなくなったら、毎日はつまらなくなり、”時間の質”は低下していきます。感動というのは、一つのエネルギー。心が動かなければ、力も湧いてこなくなり、頭も硬直してしまいます。成長も止まってしまうでしょう。

4.最後に

この本を読んで、本当に良かったと思います。
今までなんとなく感じてはいたんだけれど、言語化できなかった思いを明確にすることができました。
自分の人生を生きていないと感じる全ての人にお勧めしたいです。

-時間術,
-

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